公共職業訓練を受講して仕事の技能を習得する

公共職業訓練の概要の基礎知識

学びを習得させるには多くのことに興味を持つことです

公共職業訓練を受講する

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公共職業訓練とは、会社を退職した後にハローワークに失業給付の手続きを行った求職者の方が仕事の技能を向上させる訓練のことです。

公共職業訓練で受講できるコースは、機械系コース(溶接、加工、CAD)、電気系コース(電気設備、電気通信工事、セキュリティサービス、ネットワーク)などいろいろなコースが受講できます。

公共職業訓練とは何なのか、受講できる期間、受講できるコース、受講するメリットを紹介します。

目次

公共職業訓練って何ですか?

金属溶接作業

公共職業訓練とは、今まで働いてきた仕事とはまったく違う職業に仕事を転換したい方や、今まで以上に職業能力を向上させたい方を対象として、専門的な技術や技能を習得することを目的に行われる訓練です。

公共職業訓練は、誰でも利用できるわけではなく、会社を退職した後にハローワークで求職の申し込みをして職業相談を受けた方が利用できます。

職業相談は何をするのかというと、将来の求人応募する仕事に就職する為に公共職業訓練は必要であるか、受講するために必要な能力を持っているかを、公共職業安定所長が最終判断して公共職業訓練の受講のあっせんをしています。

職業相談を受けると、公共職業訓練の受講は考えていますかと職員に質問されると思いますので、公共職業訓練の受講をしてみたい場合は何の知識と技能を身につけたいのかを決めて受講の申し込みをしてください。

公共職業訓練を受講できる期間

公共職業訓練は職業能力開発校で行っており、普通課程と短期課程の2種類に分かれています。

また、求職者が受講できる期間はコースによって違っていて、主に3カ月〜1年の短期課程となっています。

職業能力開発校での受講期間
普通課程:1年〜2年(有料)
短期課程:3カ月〜1年(無料)
求職者の方は、短期課程を利用して技能を身につけます。

職業訓練を受けるには、数学と国語のテストに合格する必要がありますので、中学生の問題集を使って勉強してください。

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公共職業訓練の受講コース

公共職業訓練では、様々なコースが受講できます。

例えば、人気があるコースとしては、機械系と電気系のコースです。

  • 機械系のコース:金属加工をするための機械の使い方、金属を溶接する方法など
  • 電気系のコース:ビルの電気設備を保守することに関係した知識や技能、CADを使っての図面の描き方など

その他では、情報処理、通信サービス、建築、医療介護、経営管理などのコースがあります。

公共職業訓練を受講するメリット

公共職業訓練を受講するといろいろなメリットがあります。

公共職業訓練に使うテキスト代は自己負担ですが、公共職業訓練の受講料は無料です。

また、公共職業訓練を受講すると、失業給付の基本手当に次の手当てがプラスされて支給されます。

支給される技能習得手当

受講手当
1日500円支給されます。
通所手当
交通機関を利用して通う場合:月額42500円
自転車を利用して通う場合:月額8010円
寄宿手当
扶養家族と別居して受講する場合:月額10700円

その他では、失業給付の基本手当には給付日数があらかじめ決まっていてその日数までしか受給できませんが、公共職業訓練を受講していると所定の基本手当の給付日数が終わっても公共職業訓練が終了するまで基本手当は支給されます。

公共職業訓練が終了した後は、ハローワークが就職をあっせんしてくれますので、今まで働いてきた仕事と違う方面に就職したい方はぜひ利用を考えてみてください。

公共職業訓練についての詳しい内容は、TOKYOはたらくネットをご覧ください。

将来目指している仕事を学ぶ

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