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奨学金の申請する時期、種類、成績、収入基準、保証人について

進学・就職・転職活動を成功させるには

最後まで諦めないことです

進学時に奨学金を借りるための5つのポイント

奨学金を借りる時に必要になることとは

奨学金貸与額通知書

奨学金制度は、高校生から大学・短大・専門学校へ進学する時や進学先の学校に在籍中にある条件を満たせば誰でも利用することができます。

ここでは、世の中にいろいろある奨学金制度の中で、みなさんが利用する機会が多いと思われる日本学生支援機構の奨学金について説明していきます。

奨学金を借りる時に、主に必要になる項目は次の5つです。

  1. 申請する時期について
    予約採用か在学採用のどちらかを選びます。
  2. 奨学金の種類について
    第一種奨学金か第二種奨学金のどちらかを選びます。
    (希望する方は、入学時特別増額貸与奨学金も選べます。)
  3. 成績について
    学校の成績が基準を満たしているか調べます。
  4. 収入について
    家庭の収入基準が妥当かどうか調べます。
  5. 保証人について
    保証人を選びます。

それでは、それぞれの項目の説明を詳しく見ていきましょう。

奨学金を申請する時期について

日本学生支援機構の奨学金は、高校生在学中に申し込むタイプと大学などに進学してから申し込むタイプの2種類があります。

予約採用
高校3年生の在学中の時に、奨学金の申請を行います。
在学採用
高校を卒業して、大学・短大・専門学校へ進学してから奨学金の申請を行います。

どちらでも奨学金の申請はできますが、家庭に経済的な余裕がない方は高校3年生の時に予約採用を申請した方がいいでしょう。

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奨学金の種類について

日本学生支援機構の奨学金は、第一種奨学金と第二種奨学金の2種類に分類できます。

その他に、第一種奨学金か第二種奨学金を申し込んで、さらに奨学金の貸与を希望される方は、入学時特別増額貸与奨学金というものがあるので必要に応じて申請してください。

第一種奨学金
第一種奨学金は、毎年、継続願の手続きをすれば、進学した大学などの学校を卒業するまで貸与される奨学金です。返済するときは、利息なしで利用できます。
第二種奨学金
第二種奨学金は、毎年、継続願の手続きをすれば、進学した大学などの学校を卒業するまで貸与される奨学金です。返済するときは、利息あり(上限3.0%)で利用できます。
入学時特別増額貸与奨学金
進学した学校に入学した年に、一度だけ貸与される奨学金です。返済するときは、利息あり(定額の奨学金の利率に0.2%を加算)で利用できます。

なお、第一種奨学金、第二種奨学金共に、留年すると奨学金の貸与は廃止させられますので、講義への出席日数や学校の定期テスト対策は慎重に行ってください。

奨学金が受けられる学校での成績について

日本学生支援機構の奨学金には、第一種奨学金と第二種奨学金があることをお話しましたが、無利息の奨学金(第一種奨学金)を受けるためには、優秀な成績が必要になってきます。また、利息ありの奨学金(第二種奨学金)を受けるにもそれなりの成績が求められますので、学校の勉強はしっかり行ってください。

第一種奨学金を受ける為の成績
予約採用の場合は、高校1年生から申請時までの成績の平均が5段階評価で3.5以上の方が対象になります。
在学採用の場合は、大学1年生で申請するときに、高校2年生や3年生のときの成績の平均が5段階評価で3.5以上の方が対象になります。
大学2年生以上で申請するときは、在学する学部での成績が上位3分の1以内に入っていることが必要になります。
第二種奨学金を受ける為の成績
在学する学校での成績が平均以上の方や、在学している学校を卒業できる方が対象になっていますので、あまりにも成績が悪いと受けれない可能性があります。

どちらの奨学金を受けるにしてもそれなりの成績が必要になりますので申請する時は自分の成績を確認してください。

家庭の収入基準について

第一種奨学金、第二種奨学金共に奨学金を借りるためには、家庭の収入が奨学金の規定に定めてある収入基準を超えていないことが求められます。

家庭の収入基準は進学する学校や通学する場所などで、人それぞれ異なってきますのでよく調べてから申請するようにしてください。

  1. 学校が国公立か私立かで収入基準は変わります。また、進学先(大学、短大、専修学校)によっても収入基準は変わってきます。
  2. 自宅から学校へ通学するのか、自宅以外から通学するのかの通学方法により収入基準は変わってきます。
  3. 家庭の状況(世帯の人数)によって収入基準は変わってきます。
  4. 申請する奨学金の種類(第一種奨学金、第二種奨学金)によって収入基準は変わってきます。

保証人について

奨学金を借りるためには、必ず保証人が必要になります。もし、奨学金を借りた本人がお金の返済をすることが困難になったときは、お金を借りた本人に代わって保証人が返済義務を負うようになります。

保証人には、親族を保証人にするタイプと保証機関を保証人にするタイプがあります。どちらがお得かといえば人的保証の方ですが、どちらのタイプにするのかは家庭の事情で決めてください。

人的保証の場合
奨学金を借りる本人の親を連帯保証人、4親等以内の親族を保証人にするタイプです。
(保証料はいりませんので、そのままの貸与額の奨学金が銀行へ振り込まれます。)
機関保証の場合
連帯保証人と保証人を保証機関に依頼するタイプです。
(毎月保証料金がかかるので、銀行へ振り込まれる奨学金の額は人的保証よりも少なくなります。)
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