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幼稚園で働く幼稚園の先生の勤務時間と仕事内容

進学・就職・転職活動を成功させるには

最後まで諦めないことです

幼稚園の先生の勤務時間・仕事内容

幼稚園と保育所(保育園)は何が違うの?

幼稚園の先生

幼稚園とは、文部科学省が管轄する学校教育施設のことで、小学校以降の教育の基礎を育てる為に、いろいろな活動・体験を通して教育を行う場所です。
※学校とは、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、高等専門学校、大学などのことです。

幼稚園は小学校や中学校などと同じ扱いをされているので主に教育を提供する施設となり、幼稚園で子どもの教育を担当するには国家資格の幼稚園教論免許状(1種、2種、専修のどれか)を取得しておく必要があります。

幼稚園に入園してくる子どもを教育する期間は満3歳から小学校に入学する前までで、1クラス35人以下となるように決められています。

また、幼稚園には、園長、1クラスごとに専任の主幹教論、指導教論又は教論を1人配置することが原則となっています。

それに対して保育園(保育所)は厚生労働省が管轄する児童福祉施設のことで、主に子どもの保育をすることを目的としています。

幼稚園の種類は、主に次の3種類があります。

  • 国が運営する国立幼稚園
  • 市区町村の地方公共団体が運営する公立幼稚園
  • 学校法人や宗教法人などが運営する私立幼稚園

※国立や公立の幼稚園は公務員として勤務して、私立の幼稚園は会社員として働きます。

幼稚園教論として就職する時の注意点ですが、国立や公立の幼稚園は公務員教員採用試験を受験して合格しなければいけません。また、国立・公立の幼稚園は私立幼稚園に比べて数が少ないので募集人数も少なくなるので、ほとんどの方は私立幼稚園へ就職する傾向があります。
※幼稚園教論は女性が働く職場だと思われていますが、男性でも働いている方はみえます。

国立、公立、私立幼稚園は、どこでも同じことを園児に教育しているのかというとそうではなく、文部科学省が定める幼稚園教育要領(健康、人間関係、環境、言葉、表現の5つの領域)、学校教育法23条、教育基本法に基づいて、それぞれの幼稚園が独自に教育方針を決めて子どもの教育を行っています。

そうは言っても、国立や公立幼稚園の場合はどこでもほとんど同じような教育をしているのに対して、私立幼稚園の場合は、それぞれの幼稚園でいろいろな保育理念を持って教育を実施しています。

幼稚園の教育要領について詳しく知りたい方は、幼稚園教育要領:文部科学省をご覧になってください。

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幼稚園の先生の勤務時間・勤務日数・適した資質

幼稚園は、1年間に教育する教育週数は39週以上、1日の教育時間は4時間とされており、夏休み、冬休み、春休みといった長い休みも普通にあります。
※登園・降園時間をずらし園児の保育時間を延長する預かり保育を実施している幼稚園もあります。

しかし、幼稚園は1日4時間のみ園児に教育をして長い休み期間もあるので、結構休める日が多いのかなと思われるかもしれませんが、幼稚園の先生の勤務時間は1日8時間で、園児が夏休み、冬休み、春休み期間中も出勤したり研修に参加したりしなければいけませんので労働基準法通りの労働環境です。

決して勤務時間が短く長期休暇が多い職業ではないので勘違いはしないでください。

なお、幼稚園の先生に適した資質としては次の3点が挙げられます。

子どもが好きであること
毎日子供と一緒にいなければいけませんので、子どもが好きという方でないと勤まりません。
体力があること
元気な子ども達を毎日相手にしないといけませんのでかなり疲れます。
子どもたちの模範になりたいこと
子ども達と信頼関係を築いて、お手本となることを教えなければいけません。

幼稚園の先生の1日の仕事の流れ

幼稚園の先生は、子のことが好きなら毎日子どもたちと楽しく生活が送れるので、とてもやりがいがある仕事です。

幼稚園での一般的な1日の仕事の流れは主に次のように進んでいきます。

  1. 8時00分
    先生は園児が登園してくる前に出勤して、保育室や園庭の清掃、他の職員との打ち合わせ、その日に行う保育の準備をします。
  2. 9時00分
    幼稚園の送迎バスや保護者に連れられて園児が登園してきます。朝の会が始まるまでは自由時間なので園児は遊んで過ごします。
  3. 9時30分〜11時30分
    クラスの園児が全員登園すると朝の会を開き、園児の出欠席をとって健康状態を把握します。朝の会が終わった後は、教育方針にしたがってピアノを使って歌を歌ったり絵を描いたり工作をして園児の安全を確認しながらいろいろな楽しい活動を体験させます。
  4. 11時30分〜14時00分
    昼食の時間となります。幼稚園で準備した給食や園児が持参したお弁当を食べます。昼食を済ませた園児は自由時間となり、積み木、鬼ごっこ、ままごとなどをして遊びます。
  5. 14時00分〜14時30分
    帰りの会が始まり今日行った活動を園児と振り返って話し合います。
  6. 14時30分
    14時30分〜15時00分に降園時間となり、園児は幼稚園の送迎バスや保護者が迎えに来て降園します。
  7. 14時30分〜17時00分
    先生は園児が使った部屋や園庭の後片付けをして、職員室で本日行った保育の記録・整理などの事務作業をします。また、他の職員と打ち合わせをしたり明日の保育の準備も行います。
  8. 17時00分
    仕事が片付いた先生は退勤します。

※幼稚園では、通常の保育の他には年間行事として、遠足、じゃがいも掘り、運動会、さつまいも掘り、クリスマス会、ひな祭りなどのイベントも開催されます。

幼稚園の先生として働くには、幼稚園教論の国家資格を取得しなければいけません。 詳しくは、幼稚園教論免許の資格の取り方をご覧になってください。

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