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失業時の失業給付の受給が終わるまでの日数と受給時の注意事項

進学・就職・転職活動を成功させるには

最後まで諦めないことです

失業中に受給できる失業給付の受給期間と注意事項

失業給付はいつからいつまで受給できるの?

雇用保険被保険者証

失業等給付とは、会社を退職してしまい現在は無職(失業中)で、積極的に就職活動をしているけど就職先が見つからない方に給付される制度です。

但し、雇用保険に加入していた方が失業等給付の受給の対象であり、離職前の2年間で11日以上働いた月が12カ月以上あることが条件です。
※自己都合や定年退職で65歳未満で退職された方は、最大で150日分の基本手当が4週間ごとに受給できますが、働く意欲があり就職活動(応募や試験を受けにいく)を行っているが企業に雇ってもらえない方が受給の対象となります。

また、失業等給付は退職した理由によって受給できる期間が異なり、自己都合退職よりの会社都合により退職された人の方が、働いた期間にもよりますが受給できる期間は一般的に長くなる傾向があります。
※受給できる失業等給付の金額(基本手当)は、前に働いていた時の給与で大方決まります。

解雇などの会社都合で退職された方は受給日数が異なるので、下記の失業等給付の受給日数表で確認してください。

自己都合退職者や定年退職者の場合

退職時の年齢 被保険者であった期間
1年未満 1年以上10年未満 10年以上20年未満 20年以上
65歳未満 90日 120日 150日

倒産や解雇、雇い止め等の場合

退職時の年齢 被保険者であった期間
1年未満 1年以上5年未満 5年以上10年未満 10年以上20年未満 20年以上
30歳未満 90日 90日 120日 180日
30歳以上35歳未満 180日 210日 240日
35歳以上45歳未満 240日 270日
45歳以上60歳未満 180日 240日 270日 330日
60歳以上65歳未満 150日 180日 210日 240日

障害者等の就職困難者の場合

退職時の年齢 被保険者であった期間
1年未満 1年以上
45歳未満 150日 300日
45歳以上65歳未満 360日
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失業給付を受給する時の注意事項

失業中の女性

失業等給付(基本手当)を受給する時に、気を付けることをまとめておきますので参考にしてください。

自己都合退職された方
自己都合退職の場合は、ハローワークでの失業給付の受給手続き後に7日間の待機期間があり、さらに待機期間の後に3カ月間の給付制限があります。ですので、受給手続きをしてから約100日後からでないと受給は開始されません。企業で働いていた期間によって基本手当は最大で150日間受給できます。
※給付制限中に就職が決まった方は、一定の条件を満たしていれば再就職手当が支給されます。
契約社員の雇用契約が満了になった方
特定理由離職者とは、契約社員のような雇用期間の定めがあり、契約の更新ができなかった為に失業してしまった方のことをいいます。特定理由離職者の方は、退職日より前の1年間に、1カ月当たりの賃金支払い基礎日数が11日以上ある月が通算して6カ月以上ある時は失業等給付の受給ができます。
※失業給付の受給手続きの後の7日間の待機期間が過ぎたらすぐに受給開始されます。
65歳以上の退職者
65歳以上で退職する方は、高年齢求職者給付金(雇用保険の加入期間が6カ月以上1年未満で30日分、1年以上で50日分を一括受給、最大で50日分)が支給されます。
その場合は、老齢厚生年金の一部がカットされます。
60歳以上65歳未満で働く方
再雇用、又は再就職した方で60歳時に比べ賃金が75%未満となった時に給付(高年齢雇用継続基本給付金、高年齢再就職給付金)が受けられます。
※被保険者だった期間が5年以上必要です。
高年齢雇用継続基本給付金:勤めていた会社で60歳以降に再雇用される場合は支給されます。
※65歳まで対象。
高年齢再就職給付金:失業給付を受けたが100日以上基本手当を残して再就職した場合は1年間、200日以上では2年間受け取れます。
※65歳まで対象です。
失業給付の受給期間について
失業等給付の受給期間は、離職した日の翌日から1年間です。ハローワークへ遅く申請すると失業等給付が途中で受給できなくなる恐れがあります。
認定を受けるための求職活動について
失業認定日ごとに求職活動を2回以上しないと失業の認定はされません。
求職活動とは、企業の求人へ応募する、ハローワークへ職業相談をする、ハローワークが主催するセミナーに参加するなどが当てはまります。
(ハローワークにあるパソコンからの求人閲覧だけでは求職活動に該当しません。)
虚偽の申請について
失業認定日に虚偽の申請をすると不正受給になります。不正受給が見つかった時は、受け取った失業等給付額を返還します。場合によっては、その額以上の返還を求められる可能性があります。アルバイトをしたけどしていないことにしようという申請はしない方がいいです。
失業中に病気やけがをした方
失業中に15日以上病気やけがになったら、傷病手当に切り替えることができます。
老齢厚生年金を受給する方
失業等給付の基本手当と老齢厚生年金は同時に受給できません。
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