みなさんは、転職する時に働きたい会社を選ぶ際はどのようにして選びますか?
会社の名前を誰もが知っているからという理由で、会社の規模や有名度とかテレビで流れているCMの感じが良いからというような世間体で選んでいませんか?
転職する会社は世間体で選ぶのではなく、やりたい仕事で定年まで働き続けることができる労働環境なのかという会社の情報を確認して選んでください。
会社情報は、企業のホームページでも調べられますし、転職サイトの求人広告には会社の雰囲気や働いている社員の意見も書いてあったりするので参考にするのがいいと思います。
その他の方法で会社の情報を探す場合は、東洋経済新聞社が出版している就職四季報の総合版を読めば大手企業の情報が一目でわかります。
※総合版の他には、優良・中堅企業版も出版されています。
特に慎重に調べないといけないことは、企業の経営理念と方針、仕事内容です。何をしている会社で何をすることが得意な会社なのか、自分のキャリアと企業の仕事内容を比べて共通するものがあるのか、企業のどのようなところに共感したのかをしっかり考えてください。
また、働きやすい環境かどうかは3年後新卒定着率と3年後離職率を見てください。もし、3年後新卒定着率と3年後離職率が悪い数字ならば見送った方がいいでしょう。
求人応募した企業から内定がもらえれば、労働環境は特に気にしないしどこの企業でもよいという考えで探すのではなく、転職先の企業でずっと働く気持ちで探してください。
今働いている職場よりも、もっと良い労働環境を望んで転職したのに、仕事をする環境が前よりも悪くなってしまったら転職した意味がありませんので、今までの気持を捨てて新たな心で仕事を始めるという決意を持って自分に合う企業を探してみてください。
真剣に転職と向き合わないと、運よく転職できても前職と同じような理由でまた次の会社へ転職する確率が高くなるので気をつけてください。
求人票には、募集要項といってその会社で働く為の雇用形態、仕事内容、給与、勤務時間、休日などのような様々な労働条件の情報が記載されています。
募集要項を確認することはとても重要なことで、求人票の見かたがわかれば転職活動がスムーズに進んでいきますので、求人票に書かれている項目の内容について勉強しましょう。
なお、募集要項に大卒以上、経験者のみというような応募資格が書かれているので、応募資格を満たしていない状態で企業に応募しても書類選考で落とされるだけなので必ず確認してから応募するようにしてください。
※求人票には募集人数が書かれていますがあまりあてにしない方がいいです。
それでは、雇用形態、勤務時間、給与、休日、残業、社会保険の確認方法を見ていきましょう。
求人票を見る時にその他注意することとしては、最近の企業は入社すると試用期間(約3カ月くらい)というものが設けてあり、その期間の給与は日給計算される場合があるので確認してください。
また、有給休暇は6カ月後に取得できるのが普通ですが、取得できても使うことができるのかも確認した方がいいと思います。
※中小企業では、有給休暇は飾りみたいな感じで扱っている会社がたくさんあります。
企業の入社後に注意することは、求人票に書いてある労働条件と入社後の労働条件の食い違いが起きる恐れがあるので、書面で労働条件通知書(賃金、雇用形態、休日などが書かれている書類)を必ず交付して受け取ってください。