ホームヘルパーという言葉はよく耳にすると思いますが、今までは養成研修を受講した後に受け取ることができたホームヘルパー1級、2級、3級という資格(修了認定証)がありましたが現在はすべて廃止になっています。
現在では、それぞれのホームヘルパーの資格に代わり、介護職員初任者研修と実務者研修という2つの新しい資格になりました。
これからは、介護の仕事や訪問介護の仕事をするには、介護職員初任者研修、又は実務者研修のどちらかの資格が必要になります。
注意:ホームヘルパー1級、2級、3級の資格を持っている方は介護の仕事ができなくなるのかというと、介護職員初任者研修課程を修了したものとみなされますので大丈夫です。
介護職員初任者研修の修了証を取得するには、厚生労働省の指針に基づいて各都道府県が指定した養成機関で研修を130時間受講して修了しなければいけません。また、研修を受講した後に修了試験(筆記試験)が実施されます。
養成機関とは、主に民間の企業や専門学校が当てはまりますが、ある時期になると公的機関でも募集している時があります。
介護職員初任者研修では、次の11項目の講習を合計130時間受講することになります。
実務者研修とは、主に介護職員初任者研修を修了して介護の仕事をしている方がスキルアップを図る時に受講します。
また、介護福祉士という国家資格を目指している方は、介護の仕事を3年以上続けていて実務者研修も受講して修了していれば、介護福祉士を受験する資格を得ることができます。
なお、実務者研修は全部で450時間受講しなければいけません。
但し、介護職員初任者研修を修了していれば130時間免除になりますので、320時間受講することになります。
介護職員初任者研修と実務者研修について詳しく知りたい方は日本ホームヘルパー協会のホームページをご覧ください。
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