奨学金の返済は、第一種奨学金、第二種奨学金ともに貸与が終わってから7カ月後に始まります。
具体的にいうと、3月に学校を卒業すればその年の10月から奨学金の返済が始まることになります。
第一種奨学金、第二種奨学金で利息が変わってきますので、自分がどちらを借りたのかを確認してください。
奨学金の返済は、登録した銀行口座から毎月引き落としされます。
残高不足になると引き落としができなくなるので、通帳の残高を1カ月に1回は確認して引き落としができる状態にしてください。
返済を滞納すると、まずは、日本学生支援機構から返済の催促の連絡がきます。
滞納してしまうと、年率5%の延滞金が加算されてしまいますので気をつけてください。
翌月の引き落としのときに延滞金も一緒に引き落としされますので、延滞金も考慮して通帳の残高を確認してください。
もし、3カ月以上返済ができない状況になると、債権回収会社から督促を受けるようになります。
そのとき、個人信用情報機関(ブラックリスト)に今回滞納した履歴が登録されてしまいます。
また、長期間返済が滞ると最終的には法的措置を取られる可能性がでてきます。
ブラックリストに登録されてしまうと、
など、お金に関することに支障がでてきますので気をつけてください。
どうしても経済的理由で返済を待ってもらいたい方は、返還期限猶予という制度を利用することができます。
その他に、月々の返済金額を減額する制度もあります。
返還期限猶予と減額返還について説明します。
返済に困っている方は利用してみてはいかがでしょうか。