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所得の区分と所得税の計算方法

進学・就職・転職活動を成功させるには

最後まで諦めないことです

所得税について

所得について

所得税の課税方式は、総合課税と分離課税の2種類に分かれています。また、所得の区分は全部で10種類あります。

総合課税とは、所得の合計金額に課税されるもの。分離課税とは、総合課税とは別に課税されるものです。

所得税の課税方式は、下の図のように所得が分類されます。

所得税の課税方式
所得税の課税方式

また、それぞれの所得の種類は次のような意味を持っています。

利子所得
預貯金や公社債の利子など
配当所得
株式などの配当など
不動産所得
土地や建物などの不動産など
事業所得
事業による所得など
給与所得
給料や賞与など
退職所得
退職金など
山林所得
山林の伐採や売却によるものなど
譲渡所得
土地などの資産を譲渡したものなど
一時所得
懸賞や福引の賞金品、競馬の払い戻し金など
雑所得
公的年金など
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所得税の計算方法

みなさんは、どのように所得税の計算がされているかわかりますか?

所得税の計算は、結構複雑な構造になっていてわかりにくいと思いますが、次の順番に計算していくと求められます。

それでは、所得税の計算手順を見ていきましょう。

  1. 1年間の収入金額を計算します。
  2. 所得金額を計算します。
  3. 課税所得金額を計算します。
  4. 所得税額を計算します。
1年間の収入金額の計算
1月から12月までの1年間の収入金額を計算します。
所得金額の計算
1年間の収入金額から必要経費を引いて所得金額を出します。
所得金額=収入金額−必要経費
課税所得金額の計算
所得金額からいろいろ控除できる所得控除額を引いて課税所得金額を出します。
課税所得金額=所得金額−所得控除額
所得税額の計算
最後は、課税所得金額に税率を掛けて所得税額を導き出します。
所得税額=課税所得金額×税率

退職後は確定申告をする

会社で働いていた時は、会社が所得税に関する手続きをすべてしてくれていましたので、毎月の給与から所得税を天引き(源泉徴収)されていたと思います。

みなさんは、毎年12月になると、生命保険料、扶養、医療費の控除がどうのこうのといった書類を書かされていたと思いますが、その書類を使って12月の年末調整時に、給与からの所得税の天引きが多すぎた方は、払い過ぎた額が還付されていました。

しかし、退職した後は自分で手続きをしなければいけなくなります。また、年末までに再就職しない方は税務署に行って確定申告を自分で行ってください。

ほとんどのケースでは、所得税を払い過ぎていますので確定申告をすると払い過ぎた額が戻ってきます。

税金に関することは国税庁のホームページに詳しく書いてあります。
国税局のタックスアンサー

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