社会保険労務士とは、労働基準監督署、年金事務所、ハローワークなどに提出する為のさまざまな書類の作成や、作成した書類を依頼主に代わって提出することが主な仕事となります。
その他には申請についての事務代理、労働および社会保険に関する相談や指導も社会保険労務士の仕事です。
注意:社会保険労務士の業務は独占業務です。社会保険労務士の国家資格を持っていない者は業務に従事できません。
社会保険労務士として業務を始めるには、まず、社会保険労務士の国家試験に合格してください。社会保険労務士の国家試験に合格しましたら、次にすることは全国社会保険労務士会連合会の名簿に登録をします。
(登録をしなければ社会保険労務士として業務をすることはできません。)
全国社会保険労務士会連合会の名簿に登録をするには、労働社会保険諸法令に関する実務経験が2年以上なければ登録ができません。
実務経験がない方は、全国社会保険労務士会連合会が実施している事務指定講習(通信指導課程を4カ月間と面接指導課程を4日間)を修了すると2年以上の実務経験がある者と同等とみなされます。
注意:全国社会保険労務士会連合会の名簿に登録したと同時に都道府県社会保険労務士会に入会しなければいけません。登録と入会を行うと社会保険労務士として業務をすることができます。
なお、登録と入会には費用が発生します。
社会保険労務士として働くには、ゆくゆくは独立を考えている方でも、初めは社会保険労務士の事務所に勤務するか一般企業の人事総務部に就職するかのどちらかだと思います。
いろいろな経験を積みたい時は、社会保険労務士の事務所、大きな仕事がしたい時は有名な会社が適しています。
どの会社の業種でもそうですが、組織が大きくなるにつれて仕事内容の規模は大きいですが断片的な仕事しかやらせてもらえない傾向があります。
将来独立を考えている方は、どちらにしてもいろいろな経験を積まなければいけません。
求人票をよく見て自分に合っている会社の規模や仕事内容を探してください。
なお、社会保険労務士として仕事をするには、まず国家試験に合格しなければいけません。
詳しくは、社会保険労務士の資格をご覧ください。