高校生の進路は、大学・短大・専門学校へ進学するのか企業に就職するのかのどちらかです。
高校を卒業して大学に進学した方も大学卒業後に就職しなければいけないので、高校又は大学を卒業した後は多くの学生は就職しなければいけません。
大学・短大・専門学校に進学するとどんなメリットがあるのかというと、自分が目指している職種の仕事の知識が増えて就職に有利になることです。
高校卒業後の進路をいろいろ考えてみましょう。
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みなさんはこれまで、小学校や中学校でたくさん勉強を頑張ってきました。そして、中学校3年生の時に高校の受験をして、行きたい高校に合格して進学したと思います。
高校に入学して卒業までの期間は3年間あるのであわてなくても大丈夫だと思っていると思いますが、高校3年生になると、進学する方は受験勉強、就職する方は就職活動を始めなくてはなりません。
したがいまして、実際は高校に入学して3年間の間ではなく2年間の間にどの道に進むのかの進路を決めなければいけないのです。
高校生は人生の中でとても忙しい時期でもあり、進学する方も就職する方も、高校1年生の時から進路についてしっかり考えて見てください。
高校を卒業すると、進学又は就職という人生の中でも大きなイベントが待っています。ここで初めて楽しく生活してきた友達と大きく人生が分かれるようになります。勉強を続けるのか就職をするのかの2つの選択をしなくてはいけません。
普通科の高校に進まれた方のほとんどは、大学・短大・専門学校へ進学されていますし、工業高校に進まれた方のほとんどは就職されています。
高校卒業後は1つのターニングポイントとなります。悔いが残らないように自分が進んでいく人生をイメージしてください。
高校生の進学先は、大学・短大・専門学校のどれかの学校です。
大学・短大・専門学校へ進学して勉強をするといっても、それぞれの学校で勉強する内容は大きく異なっています。
くれぐれも間違えないでもらいたいことは、学校に通っても自分が目指している職業になれるとは限りません。
医者になりたいと思って医療系の専門学校に通っても医者にはなれません。医者になるには、大学の医学部や医科大学を卒業して(卒業すると国家試験の受験資格がもらえます)医師国家試験に合格しなければいけません。
薬剤師になりたいからといって医療系の専門学校に通っても薬剤師にはなれません。薬剤師になるには、6年制大学の薬学部又は薬科大学を卒業(卒業すると国家試験の受験資格がもらえます)して薬剤師国家試験を受けて合格しなければいけません。
機械、電気、電子などの工業・科学に関した研究開発がやりたいと思って専門学校に通っても研究開発の仕事はできません。専門学校卒業では、どうしても現場仕事(設計やメンテナンス)になってしまいます。大手企業の研究所などで研究開発の仕事をするには、大学で専門的な勉強をしなければいけません。最近では大学院まで進まないと研究職の仕事はできない傾向にあります。
しかしながら、専門学校に通わなければ国家資格を受験できなかったり、就職にとても有利になったりする仕事もあります。
例えば、自動車の整備士、美容師、システムエンジニアやプログラマーなどです。
みなさんが学校選びでやることは、どこの学校に進学してそこで何をすれば目指している仕事ができようになるのかということを事前にしっかり調べてください。
進学には昼間の大学、短大、専門学校に行く他に、昼間はアルバイトなどをして働いて、夕方から大学の夜間部に進学する方法や、通学する形態ではない通信制大学に進学するという方法もあります。
大学、短大、専門学校の卒業後は就職が関係してきますので、学校選びは慎重に行ってください。
工業高校に進学した方は就職される方が多いです。
工業高校卒業後に就職するとどういう仕事内容に就くことができるのかというと現場の作業員として仕事ができます。就職した仕事を辞めずに続けて40代を過ぎると現場の作業員をまとめる管理職に出世できます。
工業高校から就職される方は、高校に配られる求人票から就職を応募して第一希望の就職先の内定が決まれば、夏や秋までには就職が決まっていると思います。
ほとんどの方が第一希望の就職先で内定がもらえると思いますが、もし、第一希望の就職先がダメだったとして、第二希望の就職先に応募して試験を受けても12月までには就職は決まっていると思います。